奈良漬

奈良漬は、奈良で一番有名なおみやげ。歴史は深いし、おいしいし、誰に渡しても奈良みやげと分かってもらえる知名度も魅力です。奈良漬探しのヒントに、渡すときの話のネタに、奈良漬についてご紹介。

野菜の酒粕漬け

奈良漬は、酒粕に野菜を漬けこんで作るお漬物です。酒粕を使っているので、お酒の風味を楽しめるのが特長。子供やアルコールに弱い人は、ちょっと注意が必要かもしれません。

漬けこむ野菜は、ウリやキュウリ、だいこん、ショウガ、セロリなどなど。なかでもいちばんオーソドックスなのはウリです。そこそこ大きくて、奈良漬の魅力でもある歯ざわりを楽しめるのがポイント。はじめて買うなら、ウリの奈良漬を買って帰れば間違いないでしょう。

専門店をのぞいてみましょう

奈良漬は有名なおみやげだけに、どこのおみやげ屋にも必ず売っていますが、どうせ買うなら専門店をのぞいてみたいところ。野菜の種類も値段もバリエーションが幅広くて、見ているだけで楽しいです。東向通りや三条通りに老舗の専門店があります。

値段は、手頃なものから高級なものまでいろいろ。長く漬ければ漬けるほど高くなるようです。いちばん手頃なのは、野菜を細かく刻んで漬けてある「きざみ奈良漬」ですが、細かいだけに歯ざわりはいまいちです。丸ごと漬けてあるものを買って帰って、自分で刻んだほうが、多少手間はかかっても歯ざわりを楽しめます。

奈良時代にまでさかのぼる歴史

奈良漬の歴史は奈良時代にまでさかのぼって、酒粕にウリを漬けたのが最初だとか。酒自体が高級だった当時は、奈良漬もかなりの高級品だったようです。江戸時代になってから、庶民にも普及していきました。「奈良漬」という名前がついたのもこの頃だとか。

奈良漬は、抜群の知名度を誇る奈良みやげ。古都ならではの歴史の深さも魅力です。はじめての奈良みやげなら、奈良漬を軸に検討するといいでしょう。

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